周りの人にはマメに見られることが多いんですが、実は面倒くさがり屋で自分の時間を使ってまで役員なんてやりたくないって以前は思っていました。
その私が考えが徐々に変わり、実際に幼稚園、小学校でPTA役員、自治会の役員などを経験しました。
どうしてPTA役員をやりたくなかったのに考えが変わったのか、役員をやる上でのマイルールなどもお話ししたいと思います。
PTAってどんな組織?役員にはどんな仕事があるの?
PTAはそもそもどんな組織なんでしょうか?人はどのようなものかわからないと怖いとやりたくないと思うことが多いのではないのでしょうか。
私もその一人でした。小学校によってもPTAの役員の仕事内容やルールなどは少しずつ違います。
今回は、我が家の子供たちが通っている小学校のPTA役員の仕事についてお話しします。
PTAとは?本部役員と常任委員会があります。
PTAとは?保護者と教職員が協力して、子供たちの健全な成長を図る目的で作られた任意団体です。
任意団体なので、加入は自由ですが私の周りでも加入していないと言う家庭はほとんどいないのが現状です。
本部役員
会長1名、副会長2名、書記2名、会計2名 会長の他は2年任期です。
PTA活動の全体の運営、学校、地域の行事への協力、他の小学校、中学校との連携などの活動を行っています。
常任委員会
学年委員会、保健成人委員会、広報委員会、校外委員会の4つの委員会で構成されています。
各委員会ともに、月に1回の定例会を行っています。
学年委員会
学年ごとの懇親会の開催やベルマーク、テトラパックの収集、次年度の本部役員の推薦が主な仕事です。
保健成人委員会
子供たちの健康を守るためやよりよくするための企画を行っています。
給食の白衣の点検、補修、給食試食会の開催や講習会の開催が主な仕事です。
広報委員会
PTA広報誌を発行したり、地域、近隣小学校への広報活動を行います。
校外委員会
各地域から選出され、スクールゾーンの改善や転入生への対応、登校班、当番制見守り活動の取りまとめが主な仕事です。
小学校ごとにPTA役員のルールがあります。
我が家の小学校では、入学から6年間で児童一人に付き1回PTAの委員を受け持つことがお約束になっています。
これは1年生で入学してから卒業まで重要と書かれた書類で管理されています。
児童一人に付きこの書類は一部あり、何年生でどの委員をやったかなどもわかるようになっています。
委員会の委員長を1度引き受けると児童が何人いても、役員の活動は1回でその他は免除されます。
6年間で、1度も委員をやらなかった人は該当児童が6年生の時にベルマークの集計や雑巾制作、流し清掃、カーテン洗濯、次年度の推薦活動のお手伝いなどがあります。
我が家の小学校は、全校児童数が多いので、計算上1回もやらない人も出来てきますがやっていない人はなんとなくわかってしまいますね。
PTA役員を実際にやってみたメリット、デメリット
メリット
初めて小学校の委員に参加したのが、長女が4年生の時でした。それまで、下二人の男の子(当時1年生と年中さん)に手がかかり小学校の授業参観や懇談会などもなかなか参加出来ずにいました。
委員で小学校へ行く機会が増えて、子供の様子が見られる、担任の先生とも会う機会が増えて心配なことがあればすぐに聞けるなどがコミュニケーションが取れることは大きなメリットでした。
担任以外の先生とも会う機会や話す機会が増えて、先生たちの活動も見えて小学校が身近に感じられるようになりました。
委員会の委員は各学年、クラス数だけ選出され参加するので他の学年のお母さんとも話す機会があり顔見知りも増えて、情報交換も出来ました。
デメリット
デメリットは私の場合はあまり感じていませんが、次年度の本部役員や委員長などに推薦されやすくなるなどはあります。(顔見知りが増えるので)
今は、仕事をしながら委員をする人も多いです。仕事をされている方は、月に1回の2時間の定例会も負担に感じる方もいるかもしれません。
実際、定例会に1時間参加して、途中で仕事のため帰られる方もいますが、出来る範囲で参加しましょうという雰囲気なので気持ちよく活動が出来ています。
PTA役員をやりたくなかった私の考えが変わったきっかけ
子供が3人いながらも、役員と付くものは絶対やりたくないと思っていました(笑)自分の時間を使ってまで、なんでやらなければいけないの?と思っていたくらいです。
当時は、ワンオペ育児で2歳差3人を育ていて、時間的、体力的に余裕もありませんでした。
考えが変わったきっかけは、やっぱり末っ子が幼稚園に入園して少し時間的余裕が出来たことがあります。
後、大きなきっかけは、長女が小学校へ入学して登下校で転んでけがをすることが多くそのたびに他のお母さんや高学年のお姉さん、お友達に助けてもらったことがたくさんありました。
長女が低学年の時は、長男、次男ともに幼稚園生でなかなか登下校の見守りに付いて行くのも難しくて、他のお母さんや高学年の子供たちやお友達に長女が助けてもらえるのがとてもありがたく、心強かったです。
我が家の子供たちも周りの方々に、助けられている!私も出来ることは協力したいと思うようになりました。
PTA役員をやる上でのマイルール
- ベストタイミングを考える
- 自分の出来る範囲で無理はしない
- やるからには、楽しんでやる
子供が3人いるので、小学校では一人の児童につき1回なので3回PTA役員をやらなければなりません。
1回目の役員をやった時は、長女が4年生、長男が1年生、次男は幼稚園の年中さんでした。
長男は、小さい頃から人見知りもあり小学校に慣れるのには時間がかかるだろうと思ったのと心配もあったので
長男が1年生になるタイミングで役員をやりました。
委員会の帰りなど活動の合間に小学校での長男の様子が見られて、担任の先生とも話す機会が増えたのはとてもよかったです。
長男も小学校で私に会えると嬉しそうで、役員をやってよかったと思います。
2回目は、今年度 長女6年生、長男3年生、次男1年生で役員をやっています。
来年からは長女が中学生になるので中学校の役員もどうするかという問題があります。
2回目の役員はこのタイミングでと思っていました。
後は、自分のやれる範囲で無理をしないこと ←これはすごく大事です。
初めて幼稚園の役員をやる時に、幼稚園の一大イベントバザーのリーダーになったことがあったんです。
その時に「私はリーダーなんだから!」と頑張りすぎちゃって疲れてしまった経験があります。
そこから学んだのは、幼稚園や小学校のPTAの役員は,自分のやれる範囲で無理なく楽しんでやればいいんだなってことです。
今は、役員をやる人の中でも仕事をしている方もいるので月1回の定例会もお休みされる方も珍しくありません。
私は急に子供体調を崩し、定例会の当日に連絡して休ませてもらったこともあります。
PTAの役員の方は当たり前ですが、子供の親なので仕事でお休みすることや急な子供の病気などで定例会をお休みしても
文句を言う人はまずいません。
みんな気持ちよく活動をしているという感じです。
後は、やるからには他の委員の方ともコミュニケーションを取って楽しみながらやっています。
どうしてもPTA役員をやりたくない時、PTA役員を出来ない場合は・・・
小学校の児童数が少ない場合は、やっぱりなかなかPTA役員を逃げ切るのは難しいかなと思います。
児童数の少ない小学校では、6年生に上がる時に役員を経験していない人の数が一桁台だと聞いたりしました。
我が家の子供たちが通う小学校は児童数が多いので、計算上PTA役員をやらない人も出てきます。
児童数が多い学校なら、どうしてもPTA役員をやりたくない場合は・・・
- PTA役員選出の懇談会には出ない
- PTA役員選出の時期に電話には出ない
- PTA役員をやりたくない、やらない雰囲気を出す
- 極力小学校の保護者との関わりを減らす
我が家の小学校では、PTA役員の経験の有無が書類で管理されています。
PTA役員をやっていない方は6年生に上がる時やPTA役員が決まっていない時などに本部の方から、本部役員へのお誘いの電話がある場合があるようです。
なかなか本部役員や各委員会の委員長が決まらない時は、知り合いから声がかかることが多いです。
PTA役員をどうしてもやりたくない方は「PTA役員をやらない、やりたくない」雰囲気を出して置くのも手かもしれません。
やっぱり、PTA役員を探す時にまずやってくれそうな方に声をかけていくと思います。
後は、事情があってどうしてもPTA役員を引き受けられない時は正直にその理由を話し、他の手伝えることは協力する姿勢を見せることは大切だと思います。
PTA役員まとめ~子供たちは先生と保護者の協力で小学校生活を送っています。
長女が小学校へ入ったばかりの時には、下の子たちも小さくなかなか小学校の授業参観や懇談会も参加することが難しかったです。
徐々に子供たちも大きくなり、懇談会などにも参加出来るようになりました。
懇談会のお話では、先生たちがどんな想いで子供たちのことを考え、見守ってくれているかがすごく伝わってきました。
その中でPTAの役員も経験して、小学校での普段の先生たち、子供たちの様子を見ることで、
子供たちは先生や他の保護者、地域の方などの協力もあり小学校生活を送っているんだなと感じます。
たくさんの方に助けられ、育ててもらっているんだなと実感しています。
私も自分の無理のない範囲で子供たちのために協力は惜しまないでいこうと思います。